2026年03月24日
鹿児島県内分娩取扱医療機関 各位
平素より本県の周産期医療にご尽力いただき、厚く御礼申し上げます。
さて、妊婦を対象としたRSウイルスワクチンにつきまして、令和8年4月1日より定期接種(A類疾病)として位置付けられ、公費(原則無料)で接種可能となります。
本ワクチンは、接種可能期間が「妊娠28週0日から36週6日まで」と限られており、特に制度開始直後においては、接種機会を逸する可能性がある妊婦への対応が重要となります。
つきましては、下記の点につき、各医療機関におかれましてご対応・ご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
鹿児島県産婦人科医会 会長 榎園祐治(事務局TEL099-254-8121)
1.接種対象および接種期間について
本ワクチンは妊娠28週0日から36週6日までが接種対象期間となります。
2.全妊婦への情報提供の徹底
定期接種(A類疾病)となることにより、妊婦には接種に関する努力義務が生じます。
そのため、すべての妊婦に対し、本ワクチンに関する情報提供を確実に行っていただく必要があります。
3.医療機関からの個別周知の重要性
自治体によっては、すでに母子健康手帳を交付されている妊婦に対しては個別通知が行われない場合があります。
そのため、対象となる妊婦には、医療機関から直接周知していただくことが重要です。
4.接種機会逸失の防止(特に制度開始直後)
4月初旬に妊娠36週台後半となる妊婦については、接種可能期間が極めて限られます。
例として、4月1日に36週6日を迎える妊婦(出産予定日4月23日)の場合、接種可能日は実質1日のみとなります。
こうした対象者については、事前に抽出のうえ、個別に連絡し接種予約を確保しておくことが望まれます。
「無料で接種可能であったにもかかわらず案内がなかった」といったトラブル防止の観点からも、積極的な対応をお願いいたします。
5.ワクチン供給への事前対応
制度開始に伴い、4月初旬には接種希望者の集中が予想されます。
各医療機関におかれましては、必要なワクチン数を事前に確認・確保していただくようお願いいたします。
本制度の円滑な開始および適切な運用のためには、各医療機関における早期の準備と積極的な周知が不可欠です。
何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。