平素より、県産婦人科医会の活動に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
2023年4月に会長を拝命し、この2年、役員の先生方とともに、県内の産婦人科医療の充実と課題解決に向けて取り組んでまいりました。皆様のご支援のもと、様々な施策を推進できたことに、改めて感謝申し上げます。
このたび、引き続き2期目をお引き受けすることとなりました。産婦人科医療を取り巻く環境は依然として厳しく、少子化の進行、出産費用の保険適用化の議論、周産期医療体制の維持・強化など、喫緊の課題が山積しています。さらに、妊産婦のメンタルヘルス支援、産後ケアの拡充、HPVワクチン接種率の向上、経口中絶薬の運用、といった重要なテーマにも、引き続き注力する必要があります。
2期目においては、これまでの取り組みをさらに前進させるとともに、地域の現場で奮闘する先生方の声を反映させながら、より良い医療体制の構築を目指してまいります。また、行政や関係団体との連携を強化し、政策提言や支援の拡充にも積極的に関わっていく所存です。
県産婦人科医会は、すべての女性とそのご家族が安心して妊娠・出産・育児を迎えられる環境づくりを使命としています。その実現のために、皆様とともに力を合わせ、次の時代の産婦人科医療のあり方を築いていきたいと考えております。
今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
鹿児島県産婦人科医会 会長 榎園 祐治