ブックタイトル鹿児島県産婦人科医会会報Vol1
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鹿児島県産婦人科医会会報Vol1
- 108 -鹿児島市医師会病院から鹿児島市医師会病院 大 塚 博 文 産婦人科医会会員の皆様、平成29年が明けました。どのような新年をお迎えになられたでしょうか。今年の元旦は近年にはない、好天に恵まれ、私も大隅半島の山から昇った初日を拝むことができました。日の光が錦江湾に一本の黄金色の橋のように見え、暗い話題が続いた昨年から、今年は明るい年になる予感がし、またそうなるようにと祈念いたしました。 さて、当院は平成25 年8月に小児科閉科と同時に産科も閉科しました。以後、婦人科中心に診療しています。腹腔鏡手術を中心とした内視鏡手術を多く行っています。診療は昨年までは常勤3名、月に2回の非常勤1名であたっていましたが、今年の1月から常勤4名と増員になりました。腹腔鏡手術は低侵襲手術であるため開腹手術に比べ術後の痛みも少なく、そのため離床も早く術後回復が早いのがメリットです。食事も術後1日目の昼から開始できます。入院期間は子宮全摘出で約1週間です。傷も小さいため整容的にも優れています。平成28 年1月から12月まで52 9例の方に62 4件の手術を施行、その中での内視鏡手術は腹腔鏡下子宮全摘出術125 25 件、子宮筋腫核出術84件、卵巣腫瘍に対する附属器切除術と腫瘍核出術を合わせると222 222 222 件、子宮鏡による筋腫核出、ポリープ切除、子宮内腔癒着剥離術44件と総手術の約75%を占めています。その他、子宮頚部の円錐切除や卵巣癌、子宮体癌に対する手術並びに化学療法を施行しています。化学療法において以前はほとんどが入院での化学療法でしたが、最近は初回のみ入院で行い、その後は外来で行なっています。 当院は開放型病院であり、紹介いただいた患者さんの手術を一緒にしたり、診察することが可能です。また、子宮卵管造影に当院の透視室をお使いいただくこともできます。お時間等可能な限り調整をいたしますので、是非ご利用ください。 最近、患者さんの年齢が高齢化し、それに伴い循環器系をはじめとする内科的な合併症を持った方が増加しています。当院は他科との連携により、迅速、円滑に対応できています。また、地域包括病棟が平成26 年11月から導入され、急性期から在宅医療への中継としての役割を担っており、術後在宅療養ができるまでの橋渡し的診療も可能になっています。 また、平成25 年8月から緩和ケア科を開設し、癌の終末期診療だけでなく、担癌患者さんの疼痛等の管理についてもすぐに相談できる環境にあります。当科は月、水、金、土曜日が外来日となっています。手術日は火、木曜日ですが、婦人科救急などのご紹介は、お電話でご相談ください。可能な限りご希望に添いたいと考えています。 今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。