ブックタイトル鹿児島県産婦人科医会会報Vol1
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鹿児島県産婦人科医会会報Vol1
- 107 -コラム・エッセイる。イザナギの左目から生まれたとされる天照大神は女神として描かれているが、天照大神自身も命を創造継承し、現在の2000年以上125 25 代にわたる天皇の系譜が始まったとされる。 産婦人科で扱っている医療は女性を対象として、命を創造する領域が含まれる。一つの受精卵から始まり、想像もつかない緻密な法則により発生、分化、そして成長し、一つの生命体として出生する。このこと自体、奇跡に近く、文字通り神の領域に近い神聖なものである。我々の命も過去の数え切れない命の継承の上に成り立っている。酉年にあたり、熊野を詣で、八咫烏に出会い、日本の古典に触れ、古代からの命の継承について再考できる機会が持てたことは幸せであった。平安時代の皇族貴族はこぞって熊野参りを行ったという。その様子は蟻の行列に例えられた。幾重もの険しい山々を越えてまで足を運んだ理由は熊野が再生、蘇りの地とされていたからである。自分も心身ともに再生出来たような気がした。